巡行≪1≫(7月17日)


見物客の歓声の前を滑るように鉾が通り過ぎる。
八坂神社に向ってお囃子もゆっくり進む。
神事を思い出させる一瞬やった。


各山鉾が一定の間隔を置きながら進むので、途中何度となく待機する。
勿論この間もお囃子は止むことはない。



くじ改め 関所通過。
これも見所の一つで、独特の披露の仕方です。







四条通りをひたすら進みます。
拍手があったり、歓声が沸き起こったり、通過するところによっていろいろな迎え方があるもんや。



お旅所の前で御祓いが行われる。
四条通りは、見所が一杯ある。

しかし、見る場所によって鉾も様子が変わる。
もうすぐ、今年初めての辻回しや。


四条河原町。辻回しが繰り広げられる場所として、雑誌やテレビで紹介されている。
警察の警備初め、新聞社、テレビ局の取材・中継、観光客も勿論多い。










辻回しが始まる。何が凄いって練習がない。
そして、何トンもある鉾・・・ハンドルがある訳でもないのに・・・。音頭とりも4人になる。
車方が竹を一本ずつ並べ、並べられた竹の上に鉾車を誘導し、樽に貯められた水をまき散らし鉾車を滑らせるんやけど、水がとても貴重な役割をなす訳や。
そやし、お天気の状態が雨でも、まんざら悪い訳ではないんやな!鉾車にロープをかけ、3回から4回で鉾の向きを90度変える。
その様子は、やはり壮観や。何せあの巨体が、そういった動きをするんやから・・・しかも人の手によって。
歓声と拍手は、彼らへの最大の敬意かもしれへん。
ほんまに、目の前で繰り広げられる辻回しは、手に汗をにぎり、まるで、自分がその中にあるような錯覚になる。
見事に決まった後は、また、何事もなかったように河原町を北上して行く。
お囃子もアップテンポになり、私は、ここから進むにつれて神事の強いお祭りから私達身近のお祭りに変わってゆくような気がする。








御池通りは、京都の道路の中では広いので、とても開放感がある。
(時代祭りでもこの通りは通過します。)




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